『子供の頃(1歳半)に英語を初めた娘』と『大人になってから英語を初めた私』の比較
ズバリ、大人になってから英語を身につけた人間と子供の頃から身につけた人間の様々な違い、をまとめました。
どちらが良いとみなさん、思うでしょうか・・・。
大人になってから英語を身につけた私としては、子供の頃から英語を身につけた娘が羨ましくて仕方ないのですが・・・。
目次
私と娘の基本情報
私
大学に入ってから英会話を初めました。
英会話学校・9ヶ月ほどの海外留学・オンライン英会話・英語を話す職場で働いてみる・娘の英語育児で娘に英語で話しかける等あらゆる英語習得法を試しました。
が、残念なことに下手の横好きで英語のセンス全くなし。
英語の音を聞き取る耳のセンスなし・ブロークン英語でもガンガン話す度胸なし・単語を覚える記憶力なし・努力をコツコツ続ける才能なしなので英語に触れてない時期も多い。
下手の横好き。亀の歩みで、英語力の伸びは緩やかです・・・。
ちなみに国語と数学は得意だったので、学校の英語は読解力でカバーしているタイプでした。
ちなみに英会話学校勤務時代に多くの大人英語学習者を見てきましたが、残念ながら多くの人は英語学習に苦戦していました。
(関連記事:英語は大人になってからでも習得出来る?英語が出来る親や高学歴な親程、子どもに英語をさせない? - 子ども英語って幸せに繋がってるのね)
娘
いたって普通の女の子です。
英語が好きなわけではなく、1歳半からただそこにあったから英語に触れ続けていた。
自ら英語力を上げたいという思いがあって頑張っていたとかでは一切ありません。
英語のセンス等はあるのかないのかわかりません。
なぜなら、センスにあるなし関係なく日本で生まれ育ったら日本語を操れるように、環境さえ整えれば誰だって英語を習得出来るので。
現状娘がしていることと言えば、英語アニメ視聴を毎日楽しむことと、たまに英語絵本の読み聞かせをしてあげること、ごくたまに誰かと英語で話す機会があるといった具合で、特段英語での意識的な取組みは何もしていません。
英語の習得状況
リスニング・理解力
英語耳を作るのは圧倒的に乳幼児が有利!
その実験結果が私と娘です、悲しいかな・・・。
4歳過ぎくらいに娘は私のリスニング力を抜かしました。
私、勉強してきた割にリスニングは苦手です。
小さな子供向けのアニメならストーリーが理解出来るレベル。
大人のドラマもネイティブ同士の雑談も聞き取れません。
ネイティブが手加減してくれたら聞き取れます。
現在リスニング力アップの大きな壁を感じています。
大人が見るドラマを楽しめるところまで行けば楽しくリスニングの勉強も出来るのだと思うのですが、そこまでいってないので、リスニングの勉強を毎日行うのは相当の努力が必要です。
年齢相応の英語ドラマなどを楽しめるリスニング力がない
↓
つまらない為やる気が出ない。
↓
リスニング力停滞というループです。
娘のリスニングは私の真逆。
娘は年齢相応(6歳)のネイティブ向けのアニメを楽しんでみています。
My little ponyやプリンセスソフィア・アバロウのプリンセスエレナなど英語でみていますが、本人曰く言ってることが分からないことはほとんどないそう。
英語ネイティブの同い年のお友達の英語もほぼ言ってることは全部分かるそうです。
(私は残念ながらそのお友達がベラベラ話してる英語が聞き取れない事が多々あるのです・・・。この前娘が通訳してくれました。)
英語耳を作るには乳幼児期が圧倒的に有利なのを身を持って体感しました。
娘はリスニング力を付けるのになんっの苦労もしていないんです。
(代わりに私が娘の英語環境を作る努力をしました。娘の英語力を褒められる事がありますが、そんな時は褒められるべきは娘ではなく私なのよ〰!!と心の中で叫んでおります)
ある程度のリスニング力を付けてからは、娘はただ毎日笑いながらテレビを見ているだけ。
何度も言いますが、私はそんな娘が心底羨ましいのです。
余談です。
音楽家の方など耳の感度に優れている方は大人になってから英語を始めても私ほどは難航せずにリスニング力を身につけられる傾向にあります。
英会話スクール勤務時に生徒さんを見ていて感じました。
しかし、そんな方はごく一部ですけどね。
スピーキング
現段階では私のほうが娘より喋れます。
娘は相手の言っている英語は分かるけどなんて返していいか分からないときがある。
私はその逆で、相手の言っている英語さえ分かれば自分の言いたいことを伝えられるんだけど、というシチュエーションが多い。
大人は一度習得した会話は完全には忘れにくいです。
大人の私はしばらく英語を使っていなくても、少し英語を使い出すと出てくるようになる。
でも子供の娘はの英語で会話する機会が減った途端、みるみるうちに話せなくなりました。
娘と私は、娘が4歳前まで家庭内で3割程は英語で過ごしていたのでその頃までは娘の英語もスラスラ出てきていました。
でも私が母語を大切にしたいという理由と自分の英語力では娘との会話に限界を感じていたという理由から、母子間の英語での会話をほとんどしなくなってから、娘のスピーキング力は徐々に落ちていきました。
(ちなみに私が娘のスピーキングを幼少期のうちに伸ばすことを止めた理由はこちらです →英語を『話せるようになること』より『耳を育てる』ことが大切な理由)
今の娘は簡単な日常会話が話せるレベルです。例えば、
I want go outside and play!
This is mine, don't use this.
I’m hungry. Can I eat this?
といったような。
何か相手に細かい説明までは出来ません。
でもマレーシアに1ヶ月滞在し、現地の幼稚園に通っていた時、たまに言いたいことが言えなかった事もあったようでしたが、不便を感じるほどではなかったようです。
スピーキングは娘が小学校4年生くらいになったらオンラインレッスンなどでディスカッションなど取り入れながらレベルアップしていけたらなと思っています。
そうなればきっと私のスピーキング力もあっという間に抜いてしまうのでしょうね。
何といっても娘はその時には、私の何倍も英語のインプットが出来ているはずですから。
リーディング
私のリーディング力は、娘に英語絵本を読み聞かせる事で上達しました(笑)。
子供向けの本であればかなりスラスラと読めるように。
しかし私はそもそも英語のインプットが不足しているので、大人向けの書物を楽しめるまではいけていません。
一方の娘はまだ自分で読むより母親に読んでもらうほうが嬉しいようです。
でも、読もうと思えば小さい子供向けの絵本であれば感情もちゃんと込めながら読んでくれます。イレギュラーな新しい単語が出てくるとつっかえますが。
自分で読む楽しみに目覚めたら、英語の本も読んでくれることを願っています。
そうすれば、英語のインプットがしっかりある娘は、あっという間に私のリーディングレベルも超えていってしまうのでしょう・・・。
英語の習得の仕方
私が英語を習得するには、一に努力・二に努力・・・が必要なのに対し、
娘の英語習得は、一に楽しみ、二に楽しみ・・・です。
より実年齢に近い英語力を早期に身につけると、その後は英語を身につける為に努力はあまり必要ないようです。
後は英語で本を読んだり動画を見たりするだけで語彙力・表現力・リスニング力が身に付いていきます。
一方大人になってから英語を身に着けようとすると、自分の興味の対象と自分の英語力がかけ離れている為、英語で動画や読書を楽しむレベルに持っていくのは容易ではなく、英語を身につけるには努力が必要となるのです。
例えば、
プリンセスソフィアを英語で見ることは、
娘にとっては完全に楽しみ。
私にとっては、ストーリー的には物足りなく、楽しく何度も見ることは出来ず、英語の勉強と割り切って視聴しているだけ。
リーディングも、Barbieシリーズが今娘のお気に入りで私の読み聞かせを楽しそうにじっと聞いています。
娘は楽しみながらどんどん読書出来るけど、私にとっては勉強。
そりゃ娘の方が雪だるま式にどんどん英語力が付きますよね。
結論
大人になってからの英語の習得は、努力してなんぼ。
子供の頃からの英語の習得は、英語を楽しんでなんぼ。
英語耳(リスニング力)を作るには子供の頃から始めるのが圧倒的に有利だと私は身を持って体感しています。